愛すべき変態マゾヒストちゃん拘束系マミフィケーション

ぐるぐる。 マミフィケーション

ベッドに置かれた物体。

それはつい20分ほど前まで、人間だったもの。

直立の体制のまま、ラップでぐるぐる巻きにされた人間という物体。
静かになった部屋でその物体が発する呼吸音だけが響く。

そこへ静かに手が伸び、唯一の呼吸孔である鼻をゆっくり塞ぐ。

すると今まで動かなかった物体はもぞもぞと抵抗とは呼べないお粗末な、それでいて必死の抵抗をする。

『さて、いつまでもつかしら?』

いつもならば両手を使い、その鼻をつまむ指を払う事など造作ないのに…。
いつもならば手が使えずとも、必死で身を捩れば逃げられるのに…。

今日ばかりは両手、両足はおろか関節を曲げる事すら出来ない状態でただ、早く手を離して貰えるのを祈るばかり。
一番の全身拘束ってやっぱりラップよね☆
縄みたいな跡も残らないし、何よりその拘束感は一級品。

ラップで全身拘束されて、芋虫みたいにもぞもぞ動く姿をじーーーっと眺めてるのが意外と好きかも。
地味に楽しい。
ちゃんと、ラップまで持参してきたところが偉いというか、何というか。

変態マゾヒストちゃんの情熱にはいつも感心しちゃうわ。

また、いらっしゃいね。
次はあたしもラップやら何やら用意しておくから…。