SOS. – 【極彩色】

『お許し下さい』
『申し訳ございません』
『ごめんなさい』
よく言われる、許しをこう言葉達。

許すか許さないかは私次第でもあり、君達次第でもある。

そんな在り来りな言葉じゃ間違いなく許してあげないけどねー。

そんな事を思いながら、責めていた時。

『助けて…助けて下さい』
ＳＯＳを出された。
助けるも何も、助けを必要とする窮地にお前を追い込んだのは目の前にいる私自身。

そんな相手に対して助けを求めるなんて、何て素敵な状況。
相手の運命を決めるのはあたし。
その状況がいい。
どんな事でもいい。相手を支配出来るこの感覚。
とっても好き♪

逃げればいいのに。
私から逃げてしまえば、苦しい状況から解放される。

そう簡単には逃がさないつもりだけれど、必死で抵抗すれば逃げられるだろうに。

だけど彼は逃げない。
自ら囚われる事を望んだのだから。
助けを求めるくせに、自ら破滅を求める。
いくらでも壊してあげる。
壊されては再構築され、その度に少しずつ歪んでいくナニカ。
気付いたら全く違うものに変化を遂げているかもね。

Mistress 沙爛-Saran-

大阪難波M専科【Ishtar-イシュタル-】
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