相関性。 – 【極彩色】

「ほら、イきなさい！！」

私がそう言うと彼は身体を痙攣させ、虚ろな目のまま呆けた顔で射精を伴わずにイく。
とんでもない変態だなぁ。
なんて思いながらも、私は私自身もきっと今、とんでもない目をしているんだろうと思う。

マゾはその時、自分の事に必死で気づいてないのかもしれない。
いや、敏感で感受性の強い彼らの事だから何か感じているのかもしれない。

どこか現実味のない、薄くフィルターがかかった様な思考。
ふわふわとした感覚。

これが俗に私達が言っている「入り込み」というものだと思う。
マゾは私によりそれが可能となる。
私はマゾによりそれが可能となる。

傍から見れば狂気の沙汰にも見える異様な雰囲気。
これを感じる事の出来た人はSMから離れる事なんて出来るのだろうか。
あの感覚はどの感覚より心地好い。

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その感覚を感じられる時、私はマゾの脳内を犯しているのだと思う。

この表現は適切じゃないね。
脳内を犯されているマゾを見るとその感覚になる。

私の最大の愉悦の時。

脳にはその人の心がある。
脳にはその人そのものがある。

心を開き、私に委ねきっているからこそ出来る。
きっと私達は一つで二つ。
マゾなしで一人で私はそこへは行けない。
君も私なしで一人でそこへは辿り着けない。

だからこそ、私は私に心を開き、全てを委ね、脳内を犯されながら呆けた顔をしてイくマゾの顔が好き。
それが私のスイッチになる。
思考回路をぐちゃぐちゃにして、色んな枷を外して。
その過程が好き。

イき狂ってるその表情が好い。
完全にイった目をしたマゾの顔を見るとゾクゾクする。

私にその顔もっと見せて。

その顔をしている時が一番可愛い。

Mistress 沙爛-Saran-

大阪難波M専科【Ishtar-イシュタル-】
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