私の実家には大型犬が2匹いました。
昨年の秋、そして今年の秋。
2匹続けて亡くなりました。
私はいつも自分の事に夢中で、私は彼らと接する時間を多く持ちませんでした。
歳を取り、身体が悪くなり、その報告を家族から聞いても私はそれを理由に実家に帰る事はしませんでした。
もう長くないかもしれない…。
そう家族から聞かされた頃、私は実家に帰りました。
もう立つ事も出来ず、何日もご飯もろくに食べられない。
玄関に寝たままの状態。
いつも私が帰っても出迎える訳でもなけなければ、吠える事もしなかった彼。
最期に会った時、私を見上げながら、尻尾を振っていました。
私がこちらに戻った次の日。
息をひきとったそう。
私は今まで、最期の瞬間というものに立ちあった事がありません。
だから死という事が何なのか、死という実感がありません。
ただ、いなくなった。
それだけ。
そうして彼らがいなくなり、暫くしたこの頃。
ふと、彼らを思い出しました。
久しぶりに涙が零れました。
私は死に向き合いたくありませんでした。
理解なんてしたくなかった。
私は私が死ぬ事より、私が失くす事の方が嫌です。
何も失くしたくない。
彼らに心を重く預けなかった私。
彼らは私に彼らの命を以って、死を教えてくれました。
恥ずかしい事に、私はようやく死というものを知った様な気がします。
生きる事、そして死ぬ事。
どちらも知らなければ命を知る事は出来ません。
死を知った私は、深い悲しみを知る事になりました。
そうして暫く立ち止まり、今の大切さを知りました。
今まで、自分自身が死ぬ時に後悔しない生き方をしてきたつもりでした。
でもそれだけでは足りないと気づきました。
私自身も含め、誰にも明日の約束はありません。
そういう生き方をしようと思いました。
死を知った私は、それでも往生際悪く、叶う事なら誰の最期も見たくないと願っています。
でもそれは不可能な事。
毎日を
周りの人を
自分を
気持ちを
その瞬間を大切にしようと思います。
だから私は私の好きな事を。
好きなだけ。
私は私の好きな人達を大切に。
そして私が幸せな事を改めて確認しました。
忙しさに、日常に流されて、疎かにしている色んな事。
気付く余裕が出来た事に感謝して、忘れずに過ごしていきたいですね。
Mistress 沙爛-Saran-
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