彼は私の事が好きだ。
それは態度を見れば明らかに分かる。
だから私は自分の快楽の為にそれを利用する。
私は私の欲望を満たす為に根回しをする。
その事を考えている時の私はとても意地の悪い顔をしているに違いない。
もしくはとても嬉しそうな顔をしているのかもしれない。
「DVDを家で見よう。」
適当な理由で彼を呼び出す。
彼は私の側に居られるなら何だっていいのだ。
まったりと家でのDVD鑑賞会。
映画のエンドロールが流れる。
既に日が暮れ、外はすっかりと暗くなっている。
まだ明かりはつけない。
そっと後から首に手を回す。
彼の身体が強張る。
「映画、面白かった?」
耳元でそっと呟く。
首に回した腕から彼の鼓動が早くなっていくのがよく伝わってくる。
そのままそっと胸の上に手のひらを置く。
彼の身体が小さく跳ねる。
「心臓の音すごいね。」
耳元で再び囁くそのついでに、彼の耳たぶを噛む。
それだけで彼がとろけていくのがよく分かる。
たっぷりとろけさせてあげる。
夢見心地にさせておいて、私はそのまま決定打を打つ事なく彼を帰す。
ギリギリまで夢を見せる。
だけど決して満たす事はしない。
期待を裏切られた瞬間の彼の表情は予想以上に私を満たした。
彼を送り出す時に私は言った。
「家に着いたらどんな気分かメールして。」
帰り道、彼はどんな気分でいるのだろう。
彼は帰ってから何を想いながら一体何をするのだろう。
私がそんな事を想像しながらベッドに潜り込んだ頃、携帯のメール受信音がなる。
「貴方はとても酷い人だ。」
私の口元が笑みの形に歪む。
画面をスクロールする。
「だから好き。」
そんな彼だから私は彼が好きなのだろう。
Mistress 沙爛-Saran-
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