愛すべき変態マゾヒストちゃん脚・足フェチ脚フェチ

汚す。 脚フェチ 

真っ白なシーツに、赤い斑点を残す様に。
衣服を着けたままの人間を潰れた食物でドロドロに汚す様に。

 

キレイなもの、もしくはまだ汚れていないものを汚す背徳感はどうしてこんなにも私を楽しませてくれるのだろう。

 

未だ汚れていないもの。
それは未だにSMという世界に触れた事がないマゾとしての潜在能力を秘めた初心者さんも該当する。

 

不安と期待。
怯えと歓喜。

 

きっと私を目の前にして、頭の中はぐちゃぐちゃなんだろう。
そう思うと私は更に意地悪をしたくなる。

 

緊張で、ぼうっと突っ立ったままの彼をジロジロと見てやる。
きっと初めての事でどうしたら良いのか分からない状態に陥っているのは勿論分かっている。
それでも私は意地悪だから、言わない。

 

もじもじと所在なさげに立ち尽くす。
その慣れていないのが私の加虐心をくすぐる。

 

虐めたい。

 

私は意地悪な人間だ。
更に興味を示した相手以外には意地悪をする程優しい人間でもない。

 

歪んでいる。
そうなのかもしれないけれど、これはもう私が私という人間である限り、私にとっては正常な事。

 

そんな事を考える間も、ジロジロと品定めをされる様な目線を向けられ続けている彼は居心地の悪さに耐え切れなくなってきている。
ようやく声をかけてやる。

 

「いつまでもそんな所に突っ立ってないで、私の近くに来たらどう?」

 

おずおずとそれでも少し安心した様に近付いてくる彼。

 

SMもまだ誰とも、どんな経験もした事のない彼。
カウンセリングをしている間に分かった事は【脚フェチ】だろうという事。

 

挨拶をさせ、床に額がついたところで上から踏みつけてやる。
それだけでも、私にとっては日常と化しているこの小さな行為に彼は一体どれだけ歓喜している事だろう。
そう考えるだけで私は楽しくなってくる。

 

人の頭を踏むというやってはいけない行為をして喜ぶ私。
そんな私に頭を踏み付けられ喜ぶ彼。

 

床に転がし、ブーツを脱いだばかりのつま先を鼻に押し当てると、恥らう事もなく、戸惑う事もなく、必死に。
ただ必死に私の匂いを嗅ぐお前。

 

お前が最初に嗅いだつま先の匂いは私。
それは一生変わる事のない事実。

 

初めて。とはとても感慨深いものだ。

 

君にとって初めての経験はどうでしたか?
初めてだからけの不安の中、君の妄想が現実となった瞬間。
人には言えない秘密だけれど、小さな秘密があるのも素敵な事でしょう?
また、脚が恋しくなったらいらっしゃいね。

 

ありがとうございました。

Mistress 沙爛-Saran-

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